5月14日、日本維新の会は、丸山穂高衆院議員(大阪19区)が提出した離党届を受理せず、除名処分としたことを明らかにしました。
この記事では、「丸山穂高 離党届3回目で除名処分へ橋下氏との喧嘩内容や禁酒宣言の自主撤回とは?」という内容でまとめます。
ニュースの概要
日本維新の会の丸山穂高衆院議員(大阪19区)が北方四島の返還に関連して「戦争しないと、どうしようもなくないですか」などと発言した問題を受け、同党の松井一郎代表(大阪市長)は14日、「国会議員として一線を越えた発言。元島民、国民に本当に不快な思いをさせ、心からおわびを申し上げたい」と陳謝した。
丸山氏に議員辞職を促すとともに、党として除名処分にする考えを明らかにした。
丸山氏は同日、離党届を提出した。
丸山氏は11日、北方四島ビザなし交流の訪問団の一員として国後島を訪れた際の懇談会で、団長の元島民に対して酒に酔った状態で「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」と大声で質問。団長は「戦争はすべきではない」と答えたが、さらに戦争しないとどうしようもないとも発言した。
後日、訪問団から抗議を受けた。
松井氏は14日、大阪市役所で記者団に「(丸山氏は議員)辞職するべきだ」と強調。近く党紀委員会を開いてもっとも重い除名処分にする意向を表明した。
ロシアとの領土交渉に対しても「非常に悪い影響を及ぼす」と話した。
引用:朝日新聞
丸山穂高 離党届提出回数は?
結果、除名処分になりましたが、丸山穂高氏は、これまで調べたところでは、3回、離党届を提出しています。
1回目 禁酒宣言の自主撤回
2015年末、東京都大田区のJR蒲田駅周辺にて飲酒した後に複数の男性らともみ合いになり、相手の手を噛むトラブルを起こした。
騒動については「居酒屋から出てきたところ、複数の人間に絡まれて口論になった。
先に殴打されて首を絞められたので、死ぬかと思い反射的に手を噛んだ」と説明した。
丸山自身も足の骨にひびが入り、聴こえていた右耳(※左耳は病気で難聴)の鼓膜が破れるなどの全治6週間のけがを負った。
両者ともその後に警察へ行き、ともに被害届などは出さないということで和解。
党幹事長より厳重注意を受けた。
1回目は、示談が成立したということもあり、離党届は受理されませんでした。
この事件の際に、丸山穂高氏自身がツイートした内容が↓こちらです。
丸山穂高です。先日の不始末について猛省と自重の決意の証として自主的に、禁酒宣誓書を今井幹事長へ提出してまいりました。あらゆるトラブルを予防するため、今後の議員在職中において公私一切酒を口に致しません。32にもなって汗顔の至りでございますが、未だ至らぬ自らを刻苦精励してまいります。
— 丸山ほだか (@maruyamahodaka) January 13, 2016
↑暴力事件で禁酒宣言をしていましたが、2017年の当選で禊(みそぎ)は済んだとばかりに、飲酒を再開したようです。
この時、禁酒を継続しておけば今回のようなことにはならなかったかもしれません。
2回目 橋下氏との喧嘩内容
下記はウィキペディアからの引用です。
丸山穂高氏は、2017年の第48回衆議院議員総選挙でも小選挙区当選した同党議員3名の中の1人だが、党全体として大幅に議席を減らしたことについて、松井一郎代表の進退も含む総括を要求した。
これに対し同党の法律顧問を務めていた橋下徹は総括要求の言い方に問題があるとして、両者がTwitter上で対立。
橋下は法律顧問を辞任した。
丸山は離党届を提出したが党は離党届を保留。
「不正常な状況が長引いて議会活動に支障が生じれば、有権者の期待に応えることができない」として翌年、取り下げに至った。
引用:ウィキペディア
2回目は、松井代表の衆院選に関する責任を追及。
民進含め他党にブーメランあかんと厳しく言うといて、自分とこだけ緩いのはあかん、丸山も次4期目とかどうでもええ話、大阪と日本がよーなるかどうかが全て。それ考えたらどう考えても維新は総括と代表選が必要。若造に言われんでも代表は言うだけの人ちゃうし、ちゃんとやりまっせですね、失礼をば。
— 丸山ほだか (@maruyamahodaka) October 24, 2017
追及の際の発言内容に問題があるとして、当時顧問であった橋下徹氏から何回も「ボケ」呼ばわりされました。
①維新国会議員にも丸山という口のきき方も知らない若造が勘違いしてきた。国会議員は永田町病にすぐかかる。丸山も自分の力で当選したと錯覚している。お前が勝てたのは松井さんが知事をやっているからだ。ボケ!代表選を求めるにも言い方があるやろ。ボケ!こいつには一度注意したのにあかんな。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 25, 2017
②維新も代表選をやればいいが、松井さんは手を挙げないだろうね。国政政党の代表なんて松井さんには何のメリットもない。しんどいことだけやらされて国会議員に高い給料にふんだんの活動費、破格の身分を与えるだけ。維新の国会議員が代表に就いて次の選挙で維新は消滅。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 25, 2017
⑤丸山のボケも含む『大阪』の日本維新の会国会議員が何故当選できるか。それは大阪府政市政が大阪では報道され、そして実際府民市民が府政市政の前進を感じているからだ。一度大阪維新と日本維新を切り離して、丸山のボケに大阪維新の力を学ばせるしかなさそうだ。それとまず言葉遣いから学べ、ボケ!
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 25, 2017
僕が怒ったのは、このふざけた言い方。維新は代表任期がない代わりに大型選挙の後は臨時党大会で代表戦をやるかどうかを毎回決める仕組みにした。この仕組みは維新だけ。丸山はきちんとした言葉づかいで代表戦を求めろ。松井さんは日本維新の会を突き放したらいい。丸山のボケは自民党へ就職活動しろ。 https://t.co/83Uiu6Gbxr
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 25, 2017
丸山穂高氏の↑上記ツイートには擁護の声も多かったようです。
私も穂高さんのこの意見、大事だと思います。維新も正直希望の党と同じカテゴリー扱いになってしまったのは戦略を大きく間違えたと思います。
— ベアトリーチェ@人生リセット中 (@Beatrice_Ciel) October 24, 2017
その辺を党内で振り返り、代表選、執行部の見直しをしていかないと、本当に一人一人の人材がもったいないです。
丸山先生の発言を支持します。
— 流浪の改革派 さいたま (@kyo_saitama) October 25, 2017
若手がものを言えない政党に未来はない!
3回目 今回の戦争で島を取り返す発言
会見でも申し上げたとおり今回の北方領土に関する発言につきまして、元島民の皆様を始め、領土の返還を願い、その実現に向けてご尽力されて来られた全ての国民の皆様に謝罪申し上げます。朝方、離党届を提出し、先ほど党紀委員会等にて除名処分となりました。虚心坦懐にその処分を受けとめるとともに、
— 丸山ほだか (@maruyamahodaka) May 14, 2019
これより先の期間は無所属にて活動する中で、残りの政策の実現に向けて一つ一つ前に進めてまいります。重ねて今回の件でご迷惑やご心配をおかけした全ての皆様へ心からお詫び申し上げます。
— 丸山ほだか (@maruyamahodaka) May 14, 2019
まとめ
5月14日、日本維新の会は、丸山穂高衆院議員(大阪19区)が提出した離党届を受理せず、除名処分としたニュース。「丸山穂高 離党届提出回数は?橋下氏との喧嘩内容や禁酒宣言の自主撤回とは?」という内容でまとめました。
議員辞職については、しないと表明しているようですが、今後どのような判断をするのか見守りましょう。