2月28日、防衛省自衛隊滋賀地方協力本部(大津市京町3丁目)が作成した自衛官募集のポスターに批判が起こっているという報道が流れました。
自衛官募集ポスターに批判「セクハラだ」 自衛隊滋賀地方協力本部「下着ではなくズボン」
「下着ではなくズボン」って言うてるけど、元ネタはスクール水着みたいやけどな(笑)
この反論もどうかと思うけど、こんな事でいちいちクレー …https://t.co/6hLhhJxYcD pic.twitter.com/sPOaT3Ltze— ぶんぐ (@bungu42) February 28, 2019
女性キャラクターのスカートから下着様の着衣が見える描写があるためで、自衛隊滋賀地方協力本部は「下着ではなく問題ない」とするが、「セクハラではないか」などと声が上がっているというないようです。
この記事では、「滋賀自衛官募集ポスター人気アニメとは?作者は誰?」という内容をまとめます。
記事の内容
滋賀自衛官募集ポスター人気アニメとは?
調べてみると自衛官募集ポスターにアニメを使ったものは、各地域にあるようですね。
各地域のポスターについては、あとで書くとして、滋賀自衛官募集ポスターの人気アニメについてですが、作者が「島田フミカネ」さんという方で、アニメのタイトルは【第501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズ(Strike Witches)】だそうです。
私達が、第501統合戦闘航空団「Strike Witches」だ!! #ストパン pic.twitter.com/chLxzdKiED
— エーリカ・ハルトマン (@_Erika_Hartmann) February 28, 2019
公式ホームページを見てみると、確かに自衛官募集ポスターと同じ構図のイラストを発見しました。

出典:https://www.taghobby.com/archives/294132
オリジナルのほうのイラストを見ると、来年(2020年)テレビアニメの放送がスタートするようです。
予告動画もありました。
アニメ全体は「エヴァンゲリオン」のような雰囲気をまとっていますが、キャラクターがいわゆる萌え系女子になっていました。
自衛官募集のポスターは若者層にうったえるために萌え系キャラクターを登用するケースが多いようす。
そのような背景もあって、滋賀自衛官募集ポスターにも【第501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズ(Strike Witches)】が採用されたのでしょう。
アニメ制作側も少しでも宣伝になればと考えたのかもしれませんね。
ストライクウィッチーズの作者は?
それでは、ストライクウィッチーズの作者って誰で、どういった経歴の方なのでしょうか。
名前は、既に書きましたが、「島田フミカネ」さんという方です。
公式サイトのクレジットにも以下のように記載されています。
<メインスタッフ>
原作:島田フミカネ&Projekt Kagonish監督・キャラクターデザイン:高村和宏
キャラクター原案:島田フミカネ
プロフィール
名前:島田 フミカネ(しまだ ふみかね )
生年月日:1974年1月26日
年齢:45歳(2019年3月時点)-は、日本のイラストレーター。
出身:岡山県
居住地:東京に出た後、現在は岡山県
経歴
ウィキペディアから抜粋引用しました。
2000年以降のいわゆるメカ少女ブームの火付け役となったクリエイターの一人。
同人活動および商業誌で発表された兵器少女シリーズはとらのあなやコナミからフィギュア化もされ人気。
メカ少女のコンセプトの基に制作されたアニメ作品『スカイガールズ』や『ストライクウィッチーズ』では主要なキャラクターおよびメカデザイン(原案)を担当。
メカ少女デザインで有名だが、その画風は少女に機械系のアーマーを着せた在来のコスチュームタイプではなく、人と機械が融合・混合した独特のテイストを持つタイプ。
描かれるキャラクターの服装は、スカートなどの腰より下に履くものが少なく、代わりにそれらと上半身に着る衣服とが一体となったワンピース風のものであることが多い。
また、露出した下着の股上が異常に浅いローレグ(フィクショナルな意味の方)が多いことでも知られる。
少女のイラストだけではなく、兵器やメカニックに関する造詣も深い。
~出典:ウィキペディアより一部抜粋~
キャラクターの服装は、そもそも「スカートなどの腰より下に履くものが少なく」「股上が異常に浅いローレグ」となっていますので、自衛官募集ポスターに採用する時点で、どのようなアニメかは分かっていたものと思います。
また、ツイッターの書き込みには【「下着ではなくズボン」って言うてるけど、元ネタはスクール水着】という声も。
スクール水着が是か非かは分かりませんが、もともとのアニメ自体は、少し露出的なチラリズムを狙ったイラストであることは間違いないでしょうね。
ストライクウィッチーズのメインキャスト
記事の本筋とは外れますが、一応アニメのキャストを記載します。ご興味ある方はどうぞ。
宮藤芳佳:福圓美里
坂本美緒:世戸さおり
リネット・ビショップ:名塚佳織
ペリーヌ・クロステルマン:沢城みゆき
ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ:田中理恵
ゲルトルート・バルクホルン:園崎未恵
エーリカ・ハルトマン:野川さくら
フランチェスカ・ルッキーニ:斎藤千和
シャーロット・E・イェーガー:小清水亜美
サーニャ・V・リトヴャク:門脇舞以
エイラ・イルマタル・ユーティライネン:大橋歩夕
その他の自衛官募集ポスター
今回は、滋賀の自衛官募集ポスターが注目されている訳ですが、各地域にもそれぞれ自衛官募集ポスターが存在し、アニメを採用しているものも多いようです。
ツイッター上にあるものを集めてみました。
自衛官募集のポスター見てたまげたね。なり手がいないんだろな。
いつの間にか、自衛官の採用上限年齢も27歳から33歳に引き上げられてるし、油断していると、安倍晋三が徴兵制を敷いちゃうよ。憲法違反の法律だって何だって数の力で作っちまうから安倍は怖いよ。 pic.twitter.com/WsORZNZpCK— tama nekono (@tomcat2013) February 20, 2019
ところでこの間小松基地に行ったときは小松基地が舞台にもなってる『ガーリーエアフォース』のポスターが結構あったんやけど自衛官の人すごく推してたで。 pic.twitter.com/UwFQh7zOxB
— 龍驤の偏見で語る艦娘bot (@ryujo_hnkn_knms) February 28, 2019
自衛隊地方協力本部の募集ポスターがまた注目されて議論を呼んでいるようだ。なお今さら言うまでもないことだが、国の一機関の自衛隊地方協力本部は「表現の自由」を有しているわけではない。(表現の自由を保障されているのはストライクウィッチーズの作り手であって、自衛隊地方協力本部ではない) pic.twitter.com/sRnEDy18NO
— Shin Hori (@ShinHori1) February 23, 2019
自衛官募集の広告で思い出したんだけど、MAMOR(防衛省が編集協力をしてる雑誌)もさ、なんで表紙が若い女性ばっかなのかね
女性に焦点を当てた女性のための広報誌なら表紙の意味もわかるけど、中身は別に女性に特化した内容でもないし…
女は国防においても宣伝用のモノなんだな pic.twitter.com/H0uoBb601w— 🦐えいさー 6🅱️ (@Eisarhakidasu2) February 23, 2019
自衛官募集ポスターに批判が殺到してますが、ここで以前、募集ポスターのアニメとして採用されたはいふりを見てみましょう。
見てくださいよこの可愛いキャラ達を。
下着がズボンになるなら、素足はストッキングになっちゃいます。
つまり何が言いたいかと言うと、はいふりは神です。#はいふり pic.twitter.com/0XiU2me1ub
— paokunride (@paokunride) February 28, 2019
調べると多数のポスター情報が出てきます。上記に記載したのは一部ですので、まだまだ存在することでしょう。
公的な組織は、どこかで成功事例があると情報を横展開しますので、恐らくどこかの地域の自衛官募集でポスターが好評だったところから、各地域に広がってアニメを登用するのが当たり前になったのでしょうね。
#新小岩募集案内所 は、31年春入隊の自衛官候補生の最終募集中だよ。
試験日は3/10(日)!
今年の春に自衛隊に入隊したい人は是非受験してね♪締切は2/27(水)まで!
みんな、急いで申し込んでね~(^o^)/ https://t.co/x0FKdSP5Ar pic.twitter.com/hGJqdV3SjL— 自衛隊東京地方協力本部 (@tokyo_pco) February 26, 2019
従来の自衛官募集ポスターと比較して、確かにアニメのほうが若者にはうったえかけるのかもしれません。
まとめ
2月28日、防衛省自衛隊滋賀地方協力本部(大津市京町3丁目)が作成した自衛官募集のポスターに批判が起こっているという報道について「人気アニメとは?作者は誰?」という内容について調べてまとめました。
今回、防衛省自衛隊滋賀地方協力本部のアニメポスターが批判の的になることで、もしかすると全国各地域のアニメポスターについても見直しが始まるかもしれません。
ある程度、穏便な対応を!とも思いますが、自衛官募集という堅い内容だけに寛容にすませられないのかもしれません。
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